戸塚幼稚園&戸塚第二幼稚園(横浜市戸塚区)子どもが主役 家族で楽しむ

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戸塚幼稚園&戸塚第二幼稚園(横浜市戸塚区)子どもが主役 家族で楽しむ

戸塚駅西口徒歩8分の好立地にある戸塚幼稚園。駅から徒歩20分の閑静な住宅地にある戸塚第二幼稚園。両園とも子どもたちが家族に見守られながら先生や仲間と関わり、ものや自然とふれあいながら「ゆっくりと確かに育つよう援助する」を基本方針に掲げています。

そんな戸塚幼稚園の始まりは1954年。戸塚の人々の応援によって、モダンダンスの教師をしていた創立者によって設立されました。(園章はダンスをする女子をあしらっています。)

子どもを中心に考える。本物にふれることを大事にしています。果樹を植える。木造の建物や造作。音楽家や舞踊家ら専門家に保育に関わってもらう。強い意志の育みを大事に保育をしているそうです。

今回は他園にない、戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園ならではの保育の取り組みについて両園の園長森澤克則さんに取材してきました。

こちらが森澤園長。大学や大学院で教育史学や教育哲学、教育行政学などを学んでいました。戸塚幼稚園・戸塚第二幼稚園では、創立者が確立した舞踊家ならではのカリキュラムに加え、教育に詳しい森澤園長の知識に基づく保育が行われているようです。

<目次>
◎“他者との関わり方”を自然に学べる縦割りクラス制を採用
◎クラスの壁がないオープンシステムは園全体で見守る保育
◎送り迎えの時間も家族の大切なひととき
◎毎日お弁当を持参。家庭の味で家族が子どもの健康と育ちを把握
◎常に芸術性の高い保育を
◎「子どもが主役、家族で楽しむ幼稚園」

“他者との関わり方”を自然に学べる縦割りクラス制を採用

戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園では、一般的に幼稚園・学校などで多く見られる同年齢保育ではなく縦割り保育を採用。約20人の1クラスに年中の子と年長の子がそれぞれ半分ずつ交わる仕組みとなっています。「こうすることで、子どもたちは幼い頃から同年齢ではない子と生活を共にし、兄弟のような関係性を育み、年齢が上の子は下の子の面倒を自然と見る。下の子は上の子に憧れてさまざまなことを模倣して学びます。そして、いずれは自身が面倒を見たり、教えたりするようになります」と森澤園長。

  • 縦割りクラスとは、ただ大人に“教わる”のではなく、子どもたちが自ら学び、生かすことで“他者との関わり方”を自然に学ぶ仕組みということのようですね。

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クラスの壁がないオープンシステムは園全体で見守る保育

 最近よく耳にするようになった「壁のない教室」。実は戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園では約40年ほど前からこのシステムを採用。戸塚幼稚園には年少1クラスと年中&年長が3クラスありますが、すべての教室を仕切る壁はなく、必要に応じてカーテンで仕切られるようになっています。戸塚第二幼稚園も同様に年少1クラスと年中&年長の2クラスの間に壁はありません。

 森澤園長によると、「子ども同士のクラスを超えたつながりも生まれやすい。先生たちも子どもたちひとりひとりに目が行き届くため、担任の他に多方面から子どもの成長を見守ることができます」とのこと。

  • 園全体で子どもたちを見守り、子どものちょっとした変化にも気づきやすい環境が整えられているようです。

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送り迎えの時間も家族の大切なひととき

 実は戸塚幼稚園には送迎バスがありません。バスがないことで、家族が子どもの送り迎えを行います。たしかに、バスがあると忙しい保護者にとっては助かりますよね。しかし、園によっては園児たちを迎えに回っているうちに一番最初に迎えが来た子どもは1時間もバスに乗ることに…幼稚園についたころには、すでにクタクタ…

  • 保護者とともに通園することで季節の変化を楽しみ、子どもの成長に気付き、通園路で新しくなったものを発見できます。子どもの成長において最も大切な家族との時間にしてもらうという狙いがあります。

 一方で現代社会には、仕事が忙しく毎日の送り迎えは少し大変な保護者もいるため、戸塚第二幼稚園ではチケット制の送迎バスの運行も行っています。基本的には送り迎えの時間も親子にとって大切な時間とし、本当に必要となったときは園を頼りにすることも可能のようです。

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毎日お弁当を持参。家庭の味で家族が子どもの健康と育ちを把握

 戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園の昼食はお弁当です。給食を週に何度か食べるという園も多くありますが、お弁当にすることで、家族で子どもの健康と育ちを把握することを大切にしています。

  • 子どもにとって、まずは家庭以外の場所で食事をすることが難門。口に合わず給食が食べることができず家に帰るまで空腹が続く。そうではなく、大好きな食べ物を適量食べることで子どもは楽しく食事ができます。

 「もし、お弁当を残したとしても、保護者は『具合が悪かったのかな?』や『嫌いだった?』などと子どもの様子に気づくこともできます」と森澤園長は話します。たしかに給食だと、何を残したか、どのくらい残したかなどわからないことも多いですよね。お弁当を毎日作ることで子どもの園での様子を保護者が知る一つの手段となるようですね。

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常に芸術性の高い保育を

 幼稚園で歌ううたの中には、子どもたちの言葉に作曲家の福永百子さんが曲をつけた作品があります。作曲家の福永百子さんが保育に携わっているのも、戸塚幼稚園・戸塚第二幼稚園ならでは。「本物の音楽や芸術に触れてほしい」という創立者の願いが込められています。

  • このように戸塚幼稚園・戸塚第二幼稚園では、子どもたちの豊かな想像力を生かし、それを実際に創造することにこだわりを持っています。相手の気持ちを読み取ったり、資料を読み取ったりするには想像力が必要。また、“与えられた仕事”よりもさらに上の“求められる仕事”をするには創造力が必要です。子どもたちが将来社会で生きていく上で、基礎となる能力を育むことに重点を置かれた保育が行われています

子どもの想像力で作られる戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園の行事とは

 戸塚幼稚園・戸塚第二幼稚園では「あじさいまつり」や「キャンプごっこ」「創立記念運動会」「春を呼ぶ会」など年間でさまざまなイベントが行われます。おもしろいのはそのネーミング。「あじさいまつり」は世にいうバザー、「キャンプごっこ」はお泊り保育、「春を呼ぶ会」は発表会のことを指しています。

  • 多くの幼稚園で行われる行事ではありますが、名前だけでなく、内容にも戸塚幼稚園・戸塚第二幼稚園らしい工夫が凝らされています。

創立記念運動会では子どもが作る「おはなしリズム」を発表

 戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園が合同で行う運動会では、かけっこや玉入れなど一般的に行われている種目のほか、「おはなしリズム」という両園ならではの種目があります。この「おはなしリズム」は子どもたちが協力して、ストーリーを考え身体で自由にそのストーリーを表現しています。

 こちらは実際に子どもたちが教室でダンスを作っている様子です。園庭で育てていた“つる”を表現するため、なわとびを手に持ち、跳ねたり、なわとびを左右に振ったりしています。「つるは空まで伸びていって雲にたどりついて…」と豊かな発想をもつこの時期ならではのストーリーが作られ、小さな身体を大きく使って表現していました。

自分たちで作ったお話やダンスを発表する運動会を子どもたちも楽しみにしているようです

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「子どもが主役、家族で楽しむ幼稚園」

戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園ならではのこだわりの数々や行事をいくつかご紹介しましたが、全てが子どもたちのために考え抜かれた方針ということがよく伝わりました。子どもたちが自主的に学び、家族が子どもを大切に育て、それを園がそっと見守る。これが戸塚幼稚園と戸塚第二幼稚園らしい保育ということでしょう。

他の園にはないオーソドックスな方針で、少し戸惑う家族もいるかもしれませんが、子どもにとって何が一番大切なのか改めて考えてみてはいかがでしょうか。(向笠泉希/タウンニュース)

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住所

神奈川県横浜市戸塚区戸塚町3967 戸塚幼稚園

神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2888-8 戸塚第二幼稚園

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公開日:2021-10-01

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