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【横浜市都筑区】5周年「セン南ピアノコンサート」3月5日 バイオリンとの共演も

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【横浜市都筑区】5周年「セン南ピアノコンサート」3月5日 バイオリンとの共演も
画像はイメージです。

 センター南駅構内に設置されたピアノ「セン南ピアノ」を使ったコンサートが5周年を迎え、3月5日(水)に記念コンサート「いってらっしゃい!&おかえりなさい!」が開催される。午後2時から約30分。観覧無料。

 今回は5周年記念として、佐々田賢一区長をはじめ、来賓が祝いに駆け付け、祝辞を述べる予定。出演は、バイオリニストで有限会社ベル音楽事務所=大熊町=代表の牧千恵子さんとピアニストの石塚まみさん。当日はチャイコフスキーの「花のワルツ」や5周年を祝う牧さんのオリジナル曲などが演奏される。

 「セン南ピアノ」は2020年2月、センター南駅周辺の活性化を目的に、地元の商業地区振興会が中心となって駅構内に設置された。ピアノは自由に演奏できる一方、振興会などが運営委員会を発足し、年に数回コンサートを実施。これまでに20回のコンサートを開催してきた。

 牧さんは、セン南ピアノコンサート初出演。「春間近なので、楽しい曲を弾ければ」と意気込む。 「ひと時でも音楽を聴いて楽しんで、音楽が作る小さな奇跡を感じてもらえれば」と来場を呼び掛けた。

もう一つの声

 3歳からバイオリンを弾き始めた牧さんは、東京芸術大学を卒業後、クラシックを中心に国内外で活動している。「バイオリンはもう一つの声。メロディを弾くことで言葉を獲得でき、可能性が拡がる」と魅力を語る。一方で「譜面はあくまでデータ。いかに読み込むかが鍵。思い通りに弾けないと苦しい」と葛藤を吐露する。

 牧さんは1999年にペルーで行われた日本人移住100周年記念コンサートに参加したことをきっかけに2005年、「砂漠の一滴」会を発足。貧民街の食糧支援を続けている。また国内でも老人保健施設での慰問や被災地での演奏など、ボランティア活動に積極的に取り組んでいる。

 区内では、上級者を対象にした「トゥジュール弦楽アンサンブル」を月に1度かけはし都筑=荏田東=で指導。またつづきジュニアストリングスの主任も務める。つづきジュニアストリングスは、3月30日(日)に都筑区民文化センター「ボッシュホール」の開館記念でコンサートを行う。当日は自らも弦楽クインテットの1人として、他の講師らと一緒に真新しいステージに立つ。

開催日

2025年3月5日(水)

住所

神奈川県川崎市都筑区茅ケ崎中央1−1

費用

観覧無料

公開日:2025-02-26

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