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貧困や虐待、児童養護施設退所後…「孤立する子どもの居場所に」 。茅ヶ崎市南湖に「多世代ハウス」が誕生しました!

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虐待や貧困により、社会から孤立しがちな子どもや若者たちが安心して過ごせる場所を提供しようと、南湖に住む松本素子さんらが7月24日(土)、「南湖ハウス」(南湖4丁目)を開設します。松本さんは「子どもたちの厳しい現状について多くの人に知ってもらうとともに、地域のみんなが無理なく関わり合いながら、家庭的な温もりを感じられる場になれば」と意気込んでいます。

食事づくりや勉強会、ショートステイなど

南湖ハウスは、地域の住民や、居場所のない子ども、児童養護施設退所後の若者らが気軽に立ち寄れる「多世代コミュニティハウス」。

新築2階建ての同所では、一般家庭のような雰囲気の中、地域住民と顔の見える関係を作りながら、持ち寄りの食事会や庭での野菜づくり、季節行事などを通じて文化交流を図るほか、2階の居室では短期間、生活をともにすることもできます。

地域住民に向けては、児童養護施設や里親などの現状を知る勉強会を開催。また、特技や経験を生かした「子どもサポーター」の育成も進める。公園や買い物への付き添い、食事づくり、学習支援といった多彩な関わり方で子どもたちをサポートしていくと言います。

また、孤立しがちな母親が産後に集える「親子カフェ」も毎週水曜日、実施する予定。

17年の里親経験を経て

発起人の松本さんは、20年前の児童虐待致死事件のニュースをきっかけに、2人の子育ての傍ら里親となり、17年前から里子との交流や情報発信などを行ってきました。

活動を続ける中で痛感したのは、子どもたちが安心安全に過ごせる「居場所」の必要性です。「虐待などは、地域から『孤立』した環境で発生しているため、親以外の大人との出会いが欠かせない。『里親まではできないけれど、何かしたい』という人の力を借りて、みんなで子育てできる仕組みが作れないか」と模索してきました。

親族を説得し、開設へ

そんな折、義母が遺した土地に住宅を新築する計画が持ち上がり、「子どものための福祉事業に利用させてほしい」と親族を説得。子どもシェルターの職員経験をもつ児童指導員の岩崎愛さん(37)と、教員資格を持つ原田梨世ライリーさん(24)との出会いもあり、3人で準備を進めてきました。岩崎さんは世田谷区から、原田さんは愛知から茅ヶ崎に移住し、南湖ハウスの運営や利用者のサポートにあたります。

子どもの権利のために

保護者から虐待を受けているなどの理由で、「社会的養護」が必要な子どもたちは全国に約5万人いるとされ、養護施設等の多くは常に定員を超えているそうです。

「温かい布団で寝る、自分の意見を言うなどの、ごく当たり前の『子どもの権利』が奪われている現状を少しでも変えていけたら。複雑な環境の子だけでなく、生きづらさを感じる若者、不登校児、ひとり親、障害のある子など、誰でも気軽に訪れてほしい」

7月17日(土)には市民向けの説明会を開催。午後1時から4時。また、継続的な運営の資金確保のため、31日(土)までクラウドファンディングに挑戦しています。

【URL】https://camp-fire.jp/projects/view/432192?utm_source=cf_widget&utm_medium=widget&utm_campaign=widget

直接寄付も受け付けており、「みなさんと南湖ハウスを作っていけたら」と語ります。

 

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住所

神奈川県茅ヶ崎市南湖4丁目

問い合わせ

南湖ハウス

電話

0467-82-7155

0467-82-7155

メールアドレス

nangohouse@gmail.com

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公開日:2021-07-20

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