『魔女の宅急便』でおなじみの児童文学作家、角野栄子さんの企画展「角野栄子『魔女の宅急便』展―魔女とおばけと―」が7月22日(土)から9月24日(日)まで、神奈川近代文学館(横浜市中区)で開催されます。
「誰でも魔法をひとつは持っている」という思いをこめ、20年以上書き続けた魔女キキの成長物語『魔女の宅急便(全6巻)』と、アッチ、コッチ、ソッチの3人の小さなおばけが主人公の「小さなおばけ」シリーズの二つのシリーズを軸に、角野さんの多彩な作品群を、原画や原稿、創作ノートなどで紹介しています。
また、企画展中は、おりがみでつくる黒ねこ帽子、ぬりえ、「小さなおばけ」の巨大パズルなど角野ワールドにちなんだ遊びも!8月の毎週水曜日14時からは、自分で描いた絵が缶バッジになる「世界でひとつだけの缶バッジ」づくりも開催されます(高校生以下、各日先着30人)。今も昔も子どもたちが大好きな魔女とおばけの世界を訪れてみませんか。
【魔女とおばけのおはなしコンテスト作品募集】
企画展に先立ち、同館では「魔女とおばけのおはなしコンテスト」の作品を募集しています。角野さんがつくった話の続きを文や絵で表現。応募対象はどなたでも(年齢制限なし)。1人1点。角野栄子賞受賞者には、角野さん自筆サイン本と角野さんの感想を書いたカードが贈られるほか、応募者には角野展招待券(中学生以下は入館無料)を1人1枚プレゼント。締切は8月31日(木)。詳細は同館ホームページか電話で確認を。
※原稿の写真は、『魔女の宅急便』草稿。1985(昭和60)年1月福音館書店。「3 キキ、大きな町におり立つ」の冒頭部分。