先月16日に開署から150年を迎えた藤沢署が周年を記念した企画展を実施している。時代の変遷とともに移設や改称を繰り返してきた同署や同署管内の交番を写真入りで紹介。歴史の一端を伝えている。
同署は1872(明治5)年、卒屯所として常光寺=本町=の境内に開設。日本で初めて鉄道が敷かれた新橋-横浜間が開通するおよそ2カ月で、同署によると県内では伊勢原、横須賀、保土ヶ谷、川崎に続いて5番目の開署だった。
76年9月には現在の南消防署本町出張所の場所に移設。翌77年には藤沢署に改称された。その後、市町村合併や法改正で改称を重ね、1964(昭和39)年4月、現在の本鵠沼に移設。1989(平成元)年に現在の庁舎に建て替えた。
パネル展では、沿革とともに過去の庁舎の外観写真を展示。合わせて同署管内にある交番や駐在所も写真で紹介している。
観覧無料。展示は9月16日(金)まで。