宮前区は9月5日、地域コミュニティアプリ「ピアッザ」の活用開始を発表した。区からの情報発信のほか、ユーザー同士の交流といったオンライン上の情報交換から、リアルな地域活動につなげていくことを目指す。
アプリに投稿「ご近所情報」
「ピアッザ」はPIAZZA(株)(東京都)が開発・運営する。アカウントを登録したユーザーはアプリ内のエリアに特化したページを閲覧可能。エリアに関するイベントやグルメ情報、遊び場・病院に関する質問、ベビー用品・家電の譲渡情報などを投稿し、ユーザー同士で交流することができる。全国80以上の地域で使用されている。
今回、東急田園都市線でつながる宮前区、高津区と、同社はそれぞれ協定を締結。アプリ内に新たに両区のページが開設された。川崎市では中原区、川崎区に続く協定締結となった。アプリを活用することで、オンライン上の気軽な情報交換から、住民同士のコミュニティ形成を促し、リアルな地域活動の参加へつなげるねらいだ。
宮前区からは、区主催の講座やイベント、保育園、防災などの最新情報を発信する。区の担当者は「メインユーザーとしてねらうのは子育て世代。行政からもアプリ活用に向けて広報支援をしていく」と話している。運用は始まったばかりだが、「どんどん身近なエリアのことを投稿してもらい、グルメやお散歩の情報を落とし込んだマップなども充実していければ」と今後を見据える。
アプリは各アプリストアからダウンロード可能。