曲が作られた背景なども解説しながらのコンサート
医師として働く傍ら、ピアニストとしても活動する、汲沢出身の大井手慶さん(42)が2月12日(月)(祝)、戸塚区で初めてピアノソロコンサートを開催する。企画した父の力夫さんは「お世話になった地域のみなさんに恩返しの気持ち。いい音楽を届けてほしい」と話している。
大井手さんは東汲沢小学校、戸塚中学校出身。大学在学中まで汲沢で育った。現在は都内の病院で、疾患の確定診断をする病理医として勤務している。
ピアノは4歳から始め、近所の教室に通っていた。大学医学部卒業後、医師として勤務しながらも、ピアノへの情熱は冷めなかった。2011年にドイツ・ハンブルクへ音楽留学し、ドイツ各地のコンサートに出演した。15年には「第16回ショパン国際ピアノコンクールインアジア全国大会銀賞」を受賞し、リサイタルや全国各地のコンサートに出演するなど、ピアニストとしても本格的に活動している。
今回のコンサートは、力夫さんが町内活動をする中で、地域貢献の思いで息子に出演を依頼。慶さんは「耳なじみのあるクラシック音楽で、曲が作られた背景なども解説しながらのコンサート。フランクに楽しんでもらえたら」と話している。
会場と日時は、さくらプラザ・リハーサル室(区総合庁舎4階)で午後3時30分開演(10分前開場)。入場無料、申込不要。問い合わせは、大井手力夫さん【携帯電話】090・7264・6725。