国・神奈川県の取組

近年、猛暑、豪雨など、気候変動の影響とみられる異常気象が世界各地で発生しています。その原因が、温室効果ガスが過剰に排出されることによる気温上昇とみられています。

そこで2020年10月、我が国では2050年までに温室効果ガスの発生を実質ゼロにする=カーボンニュートラルを目指すことを発表しました。

地球のキャラクター
カーボンニュートラルを呼びかけるもりりん

また、神奈川県では、2019年の台風15号および19号に代表される災害の激甚化に対応するため、国に先駆けて「2050年脱炭素社会の実現」を表明し、取組を進めています。

秦野市の取組

秦野市は、2021年2月、本市の普遍的な財産である「水とみどり」を将来にわたって引き継げるよう、「2050年ゼロカーボンシティ」への挑戦を宣言しました。また、2022年3月には、「秦野市地球温暖化対策実行計画」を策定し、政府目標と同様、2030年までに温室効果ガス削減目標を2013年度比で46%削減に設定しました。

その達成に向けては、照明のLED化といった「省エネ」・太陽光発電設備の導入に代表される「創エネ」に取組み、脱炭素社会の実現とともに、本市の掲げる「森林観光都市」としての発展、地域レジリエンスの向上に取り組んでまいります。

温室効果ガス削減目標のグラフ

秦野市の排出量の状況

二酸化炭素排出量の現状と目標のグラフ
排出削減目標の内訳
市役所事務事業の二酸化炭素排出量の現状と目標

省エネ教育プログラムを実施

包括連携協定を締結している東京ガス株式会社のプログラムを活用して、市内小中学校において、省エネ教育プログラムを実施しました。

このプログラムを家庭で実践することで、1世帯当たり約5.1%の二酸化炭素削減効果が見込めます。

大根小学校の授業では、これまでのプログラム実践の成果や気づきを、各児童が発表しました。

プログラムを実践した児童からは、「簡単なことで省エネができることや冷やすより温めるほうがエネルギーを使うなど初めて知ることがたくさんありました。これからも省エネ行動を続けていきたいです」との感想があり、未来につなぐための確かな1歩が見られました。