脱炭素型ライフスタイルとは?

私たちの生活(ライフスタイル)は、気候変動の影響とその対策に重要な関わりがあります。

ライフスタイルによる温室効果ガスの排出は、総排出量の約60%を占めるとされていて、持続可能なライフスタイルをしていくには、気候変動の影響を最小限に抑えるためのライフスタイルの変容(シフト)が必要です。

これまでの消費のあり方を見つめなおし、脱炭素型の製品やサービスを活用することが、持続可能なライフスタイルの一歩であり、温室効果ガスの排出を少なくさせることができます。

出典:国立環境研究所HP『脱炭素型ライフスタイルの選択肢』(https://lifestyle.nies.go.jp/

Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001

小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮(2021) 「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」

一人一人のライフスタイルを見直そう

わたしたちの生活もサステナブル(持続可能)なものにしていくため、これまでの生活様式を見直し、新たなライフスタイルに適応していく準備が必要です。例えば、今までの「大量生産・大量消費・大量廃棄」型のライフスタイルは、私たちの衣食住を支える「自然」がもたらす様々な恵みである「生態系サービス」を劣化させていると言われています。

住まいのイメージ
移動のイメージ
食のイメージ
ファッションのイメージ

そこで、グリーン社会を実現するためには、「住まい」「移動」「食」「ファッション」の側面から、温室効果ガスの排出量を減らし、廃棄物を減らして3R+Renewable(※)による資源循環や自然資源を大事にする視点からライフスタイルを変えていく必要があります。

※:3R+Renewable: 3R(Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル))に加え、“Renewable(リニューアブル)”とは、再生可能という意味で、プラスチックを再生可能な資源に置き換えること。

参考:デコ活HP(https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/