常設型ドライブインシアター
長井海の手公園ソレイユの丘の隣接地に、常設型ドライビングシアターが誕生する。約600インチの特大スクリーンを屋外スペースに設置。12月から来年3月まで、多彩なジャンルの作品を上映する。シアタープロデュースチーム「Do it Theater」(株式会社ハッチ)の主催。
月ごとにテーマを設定し、様々な事業者と手を組みドライブインスタイルで楽しめるイベントも展開していく。
ドライブインシアターは、車で来場して車内で映画鑑賞を楽しむ娯楽スタイル。音声はカーラジオで受信する。1980年代から90年代前半にかけて全国的に人気を博したが、シネマコンプレックスの普及に伴い姿を消した。
上映とコラボ事業さまざま
再び注目を集めるようになったのは、新型コロナの蔓延が背景にある。「3密」を回避できるエンターテインメントとして再評価されるようになり、各地で上映イベントが開かれている。
ソレイユの丘では、上映と合わせて行われるコラボイベントが特筆すべき点。12月は「モビリティ」をテーマに、自動車大手のトヨタが展開するサブスクリプション(定額利用サービス)「KINTO」と連携し、新時代の車との付き合い方を提案する。
フードトラックやキャンピングカーのシェアサービスを行っている事業者も参画する。以降のコラボイベントは映画祭、音楽、エコをテーマとした企画が予定されている。
Do it Theater代表の伊藤大地さんは「横須賀・三浦半島に根付き、コラボレーションを生み出しながら街の活性化とモビリティエンターテインメントの可能性を追求していく」とコメントしている。
12月の上映はアニメ3作品。開催日時と作品名は以下の通り。25日(金)午後8時予定『秒速5センチメートル』、26日(土)午後5時30分予定『時をかける少女』、27日(日)午後5時30分予定『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』。想定台数は各日180台。チケット料金ほかはホームページ(【URL】https://www.ditjapan.com/issue/1427)に詳細情報。