特定非営利活動法人『ババウ未来創造プロジェクト』
海底火山の噴火で甚大な被害が報じられているトンガ。第2の島ババウの支援を続けてきた特定非営利活動法人『ババウ未来創造プロジェクト(=VFCP)』(関東支部=川崎市宮前区宮崎)が、災害救済・復興緊急支援募金の協力を呼びかけている。支援金は水インフラ整備などに充てる予定。
「ババウの子どもたちの健全育成」を
現地代表のルイ敬子さんは2015年、ラグビー選手だった元夫の母国・トンガに移住。現地では水道普及率が45%、衛生観念も低いことに驚き、支援のため宮前区内在住の友人らと17年に同法人を設立した。「ババウの子どもたちの健全育成」を掲げ、約4年の活動で小学校に飲料水や手洗いに使用するための雨水タンク4基を設置。維持管理や衛生・保健教育を行うほか、サンゴ礁の保全活動、ラグビーを通した子どもの育成・あっせん活動も行っている。
生活用水の確保が困難、離島の状況は深刻
同国は170の島々からなるが、報道されているのはほぼ本土のみ。ババウでも噴火した後、火山灰が雨水タンクに積もり、水の確保が困難となっており、離島はさらに深刻な状況だという。同法人広報担当者は「飲料水もありがたいが、ペットボトルでは服を洗う事すらできず、根本的解決に至らない」と生活用水の重要性を語る。支援金はルイさんの現地情報を元に復興支援に充てる予定。支部で渉外広報活動を行う。安川貴理事長は「協力をお願いしたい」と呼びかけている。
詳細はVFCPウェブサイトで確認できる。
募金振込口座は、ゆうちょ銀行、店番号098(記号10960)、普通口座11666331、口座名義ブイエフシーピー。
問い合わせは【メール】imamura.vfcp@gmail.comへ。