下曽我商工振興会(吉田拓会長)が、曽我兄弟の”イケメン”等身大パネルを制作して地域をPRしている。
日本三大仇討ちの一つ「曽我兄弟の仇討ち」に登場する兄・十郎祐成(すけなり)と弟・五郎時致(ときむね)。城前寺(曽我谷津)には兄弟のものと伝えられる墓が残されている。同会は下曽我のブランド化を目的とした取り組みとして、歴史的資産の「曽我兄弟」に注目した。
2019年に企画を立ち上げ、ゆるキャラなどを検討。その中で若い世代に人気の2・5次元舞台で曽我兄弟を題材にしたストーリーがあることに着目し、ビジュアルを重視したパネルを制作した。担当の木村圭太理事は「俗説を調べたほか、曽我兄弟が登場する歌舞伎の衣装なども参考にしてキャラクター化した」と話す。また五郎は手で「5」、十郎は2本の傘で「10」を表すなど遊び心も加えられている。
パネルは20年に同会が主催した「第15回しもそが五郎十郎市」でお披露目後、現在は下曽我駅そばの「梅の里センター」で展示中。吉田会長は「多くの方に見ていただければ。また今後キャラクターを使った商品開発などにもつながれば」と期待を寄せる。
問い合わせは下曽我商工振興会【URL】https://shimosoga.com/の「問い合わせフォーム」から。
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