コロナ禍も2年を超え生活様式なども大きく様変わりする中、高津区内では音楽に携わる人たちが、それぞれの活動再開を模索。復活に向けて少しずつ動きを活発化している。
「糀ホール」ギターリサイタル【4月16日】
2022年に入ってからも高津区民音楽祭が無観客(ネット配信)となるなど依然としてコロナ禍前の様相を取り戻せない感のあった高津区内。そんな中、大山街道沿いの「糀ホール」(【電話】044・812・6090)で4月16日(土)、ギターリサイタルの開催が決定した。
2度の延期乗り越えて
音楽好きな人の発表の場として広く親しまれる「コージーコンサート」など、地域密着型の運営を手掛ける同ホール。だが新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から動きが沈静化。今回催行が決まったリサイタルも「当初2020年春に開く予定だったものが、2回の延期を経てようやく実施する運びとなりました」と、ホール関係者の岡野正子さん。
当日はデビュー50年のキャリアを誇り、ギター界を牽引する荘村清志氏を招き、聴衆を魅了する。14時開演で入場料は3000円(当日券3500円)。「チケット購入方法など詳細はお気軽に問合せを」と呼び掛けている。
「ミューザ川崎」虹色コンサート【3月24日】
「七色の歌声」に期待
また高津区在住のソプラノ歌手・古渡智江さんは3月24日(木)ミューザ川崎シンフォニーホール市民交流室(幸区)で「虹色コンサート」を開催する。
ソプラノに留まらず、あらゆるジャンルを歌い上げる古渡さんも、コロナ禍で大きな打撃を受けたアーティストの一人。約2年にわたり公演活動を自粛し、2021年秋久しぶりのコンサートを高津区内で催行。待ち望んでいた200人以上のファンの前で「七色の歌声」と評される美声を披露した。
3月24日のコンサートでも前回同様、熱唱が期待されている。14時開演と17時開演の2回公演で入場料はそれぞれ3000円(昼夜通し券は5000円)。詳細は【電話】044・811・7863へ。
桜井純恵さんは「世の中の変化」動画で
さらに「川崎の歌姫」と呼ばれ、自身の音楽活動はもとより高津区や近隣の子ども達への歌唱指導にも力を入れる桜井純恵さんは「YouTube」に動画を公開した。
これは、指導を手掛け先頃創立15周年を迎えた「児童合唱団なかよしくらぶ」の、2018年から2021年夏までの活動記録。「(コロナ禍による)世の中の変化が一目瞭然です。そんな中でも子どもたちは歌を通して人と交流をして成長を続けています」と桜井さん。「これからも応援して頂ければ」と話し、多くのアクセスを呼び掛けている。(動画はこちらからhttps://youtube.com/channel/UC15692bs7MyEbgaxzK3Q_eA)