「花壇ボランティアの会」
生田緑地ばら苑の春の一般開放(5月22日まで)に合わせ、花盛りを迎えている「ばら苑アクセスロード」。向ヶ丘遊園駅方面から同苑へつながる道として、約250メートルの間にさまざまな品種のバラが植えられている。一年を通してこの花壇の手入れを担っているのが「花壇ボランティアの会」だ。
毎月第2水曜と第4日曜に活動
アクセスロードは、2002年に閉園した向ヶ丘遊園のモノレール跡地を緑の景観に整備したもの。ボランティアの会は06年から活動し、除草や植え替えを繰り返してバラの品種を増やしてきた。活動は毎月第2水曜と第4日曜。2週に一度の消毒作業も担当する関南昭さん(79)は「最初はオレンジと白しかなかった。家で接ぎ木して、40本以上持ってきた」と振り返る。
参加して11年になる山本弥生さん(70)は、活動日と別に除草や清掃を毎日続ける。「家が近いし、ついつい楽しくて。喜ばれるのがうれしい」と、家事の合間に「遊びに来る」のが日課だ。
5月11日は、8人のメンバーが花がら摘みなどに勤しんだ。新たな担い手の加入を願う三竹文三会長(83)は「『バラの好きな人』に気軽に参加してもらえたら」と胸中を語った。次の活動は22日。午前10時から正午まで、汗を流す。