集英社の少女漫画雑誌「りぼん」で連載している木下ほのかさんの作品『レオと三日月』。2022年6月発売されたコミックス1巻に、かわさき宙と緑の科学館が登場している。
木下ほのかさんの作品『レオと三日月』
主人公・月(あかり)は小学生の時に見た観望会をきっかけに、天文部がある中学へ進むも廃部寸前。部室を自習室として使う同級生・千晃(ちあき)を誘い、2人だけの部活が始まる――。
科学館が舞台となったのは第3話、2人がプラネタリウムを見に行く場面。以前使われていたプラネタリウム投影機の展示や、最新の投影機「メガスタースリーフュージョン」の星空を描写。その前後では向ヶ丘遊園駅や生田緑地内の景色も描かれた。巻末には「取材記」として、木下さんが科学館を訪問したことや、日本女子大学附属中(西生田)の生物・天文部に聞き取りをしたことも紹介されいる。
等身大パネル出現
これを機に「りぼん8月特大号」では、科学館が取材を受けた星空観察の特集が巻頭カラーで掲載。同館には7月上旬から、主人公の等身大パネルが設置されている。
科学館の担当者は「漫画を読んで同じ星空を楽しんでほしい。夏休みの自由研究としても来てもらえたら」と期待する。木下さんは、充実した館内展示について触れ「こんな施設がご近所にあるのは本当にうらやましい」とコメントを寄せた。