二宮町の吾妻山公園で今年も約6万株の菜の花が見頃を迎え、町内外から散策に訪れた人で賑わいをみせている。1月7日から「吾妻山菜の花ウォッチング」も始まり、2月12日(日)まで町内で様々なイベントが催される。
関東の富士見100景にも選定されている標高136mの山頂付近からは、一面に広がる早咲きの菜の花と富士山や丹沢・箱根の山々、相模湾の水平線を一望する大パノラマが楽しめる。初日の7日には多くの家族連れやカップルなどで賑わい、菜の花の前で写真撮影などを楽しんでいた。1歳7カ月の子どもを連れて横浜市から訪れた30代の夫婦は「想像していた以上の風景で、ここまで登ってきた甲斐があった。また家族で来たい」と喜んでいた。
菜の花ウォッチングの期間中は、町内12カ所のフォトポイントの中から5カ所以上を撮影すると記念品がもらえるフォトラリーや、参加店で買い物をしたレシートを集めて応募すると抽選で賞品が当たるレシートラリーを開催。また土日を中心に地場産品や地魚を使った「おとちゃんバーガー」の販売、祭囃子やオカリナの演奏、道祖神・石仏を巡るツアー、雛の吊るし飾り展などが行われる。
アート展示も
菜の花ウォッチングに合わせて、町内で「アートフェスティバル」が開かれている。町内に点在する壁画アートを巡りながら、参加飲食店で食事とオーナーお気に入りのアートの鑑賞を楽しむ。
壁画アートは、地元アーティストらが店舗の壁やシャッターに描いたもの。二宮町をアートで盛り上げようと、町内有志が昨年の夏にクラウドファンディングを実施して資金を集めた。
パンフレットは二宮駅構内や二宮町観光協会、ラディアン裏の町営第1駐車場(吾妻山公園臨時駐車場)などで配布。同協会のホームページでも閲覧できる。問い合わせは同協会【電話】0463・73・1208(午前9時〜午後5時)へ。