川崎市が鷺沼公園で行っていたバスケットゴール常設化に向けた整備が完了し、3月29日に子どもたちにお披露目された。
整備は2月から行われ、ジュニア用バスケットゴール(高さ2・6m)2基をはじめ、防球ネット(高さ6m)や注意看板、ベンチ2基などを設置。凹凸のあったゴール周辺の敷地はダスト舗装された。
ダム、ダム、ダム―。4月1日は春休みとあって、鷺沼小学校や有馬小学校に通う多くの児童が練習に励んでいた。毎日のように通っているという児童は「整備の間は遠くまで行って練習していた。近くに復活してよかった」と喜んでいた。
常設化を望む意見や改善要望を踏まえ
市建設緑政局によると、川崎ブレイブサンダースや東京五輪日本代表などの活躍により、近年バスケットボールが人気となり、市民からゴール設置を望む声が多くなったという。そこで、市は2022年10月から、鷺沼公園などでバスケットゴール設置の実証実験を行い、利用ニーズを調査してきた。今回の整備は、常設化を望む多くの意見や施設の改善要望を踏まえたものだ。市の担当者は「常設ゴールは市内で8カ所となった。引き続き需要を確認していきたい」と今後の方針を話した。