新年の訪れを打ち上げ花火とともに祝う「よこすかカウントダウン2025」が中止から一転、開催されることになった。長年イベントを運営してきた市民から成る実行委員会が開催断念を発表していたが、市が主催者として踏襲する。11月22日、市が発表した。
イベントは1997年にスタート。ヴェルニー公園を会場に艦船のライトアップや年越しとともに花火が打ち上がる新年の風物詩で、長年市民に親しまれてきた。
有志が市の補助金や企業の協賛を得て手作りで開催してきたが、物価高騰に伴う資金繰りや人員不足が重荷に。9月、「苦渋の決断」として今年度以降の開催断念を発表していた。
市観光課によると発表以降、開催を熱望する声が多数寄せられていたといい、上地克明市長も代替イベントの開催に意欲をみせていた。費用の不足分は、市が別事業の余剰金などを活用し充当。当初の補助金に加え、テント設営や警備費などを加えた200万円程度の支出を想定する。
イベントは12月31日(火)午後6時開始。午前0時、約500発の打ち上げ花火と船の汽笛で横須賀ならではの新年を演出する。