つながるみんなのアート展
宮前区役所を「美術館」に見立て、区民が制作した作品を展示する「つながるみんなのアート展」が、8月1日から始まった。幼稚園児から90歳以上のシニアまで、幅広い年代から寄せられた絵画、イラスト、写真など、個性豊かな110点が区役所を彩っている。
区民全員アーティスト
このイベントは、地域の魅力を発信する市民提案型総合情報発信事業。区民を「アーティスト」、区役所を「美術館」と位置づけ、作品展示やワークショップを通じて、地域への愛着とまちづくりへの関心を育むこと、そして子どもたちの創造力を養うことを目指して企画。区内を中心に作品を募集し110点が集まった。
作品は「希望」「つながる」「面白い」「宮前区」といったテーマごとに、区役所の1階から4階をはじめ、市民館や図書館にも展示されている。プロ・アマを問わず、知的障がい者支援施設に通所者や、聖マリアンナ医科大学院内学級の長期入院している子どもたちの作品も並ぶ。風景画や動物や花のイラスト、抽象画など、作品のテーマは多様。画材も画風もさまざまで、訪れる人々を楽しませている。
多彩な企画も
10月31日(金)までの期間中は、作品の展示場所を巡るスタンプラリーを実施。区役所2階に用意されたカードのスタンプを集めるとアートカードなどが進呈される。
ライブペイント【9月6日】
8月27日(水)からは、休業中の「レストランみやまえ」を会場に、川崎市市民ミュージアム所蔵の作品や川崎浮世絵ギャラリーの作品が展示される予定。9月6日(土)には福田紀彦川崎市長との車座集会に合わせ、区役所内のガラス窓にライブペイントを実施するイベントも企画されている。
主催するアースリングスプロジェクトの安藤尚美代表は「アートを身近に感じてほしい。さまざまな企画も用意している」と話した。イベントの詳細は、宮前区のウェブサイトで確認できる。