高札を見て知って
神奈川県立公文書館=横浜市旭区中尾1の6の1=で、江戸時代から明治初期にかけて掲示された「高札」を紹介する収蔵資料展が開かれている。12月21日(日)まで。
高札は、法令などを広く知らせるために設置された木製の掲示板。今回の展示は、経年劣化により文字が判読しづらくなった高札を、赤外線カメラで撮影し、肉眼では確認できない文字を鮮明に浮かび上がらせたデジタル画像を公開する運びとなった。
会場では、教科書にも載っている「五榜の掲示」があるなど、実物と赤外線カメラで読み込んだ画像の比較が楽しめる。また、14日(日)午前11時からは予約不要の展示解説も行われる(30分程度)。
高札は長さが1m前後あることと、劣化により損傷が激しいことから展示を行うのは難しいという。企画担当者は「この数の高札を並べて展示する機会はもうないかもしれない。現物を見る貴重な機会にぜひ足を運んでもらえたら」と話す。
入館・観覧無料で、午前9時から午後5時。会期中は毎週月曜日休館。(問)同館資料課【電話】045・364・4463











