食で育み地域をつなぐこども食堂「江戸おにぎり100万人プロジェクト」が6月26日(水)、The Ground Cafe(厚木市泉町7の20)で初開催される。
発起人は同カフェの平野めぐみさん。「江戸では人が集まる場所に箱が置かれ、必需品などが販売されていたが売り手はいなかった-」という長崎出身のオランダ商館医・シーボルトが残した書籍に感銘を受け、「地域で助け合いながら生きていかなければ」と思ったという。
平野さんは、自身がカギっ子で寂しい思いをしたという経験から、子ども食堂に興味を持っていた。昨年、用賀(東京都世田谷区)の子ども食堂を見学した際に、中高生がボランティアとして手伝い、ガスコンロを持ち込んで調理している姿を見て、「やろう」と決意した。メニューをおにぎりにしたのは、「おにぎりには愛情がこもっていると思う。心の中に住んでいる温かい食べ物」とにっこり。材料は、近隣の農家や、カフェのスタッフの実家から、無農薬や減農薬の食材を提供してもらったという。
当日のメニューは、おにぎり(鮭・梅・昆布)2個、味噌汁とお新香の予定。先着50人。中学生以下は無料、高校生以上は300円。時間は午後4時30分〜7時30分。申込み不要で誰でも参加可能。先着で夏みかんのプレゼントあり。毎月開催していく予定。「子どもからお年寄りまで地域の交流の場にしていきたい」と平野さん。
問合せは平野さん【メール】hirameg524@gmail.comへ。