2018年に誕生した町田市の新しいデザインのマンホール蓋がこのほど、全国で人気の「マンホールカード」に採用され、8月7日から限定2千枚の配布が始まった。市の鳥「カワセミ」と市の花「サルビア」があしらわれたカラフルな汚水マンホール蓋で、市の公募により小山ヶ丘にあるサレジオ高専の学生がデザインしたもの。
日本下水道協会が下水道広報のために設立した下水道広報プラットホーム(GKP)が企画・監修するマンホールカード。全国統一規格で作成されるマンホール蓋の情報を掲載したコレクションアイテムで、ご当地の名所・名産、緯度・経度などの情報が記載されており、「下水道」をより知ってもらうことを目的としたカード型の広報ツールとなっている。16年4月からこれまで407自治体で478種類のカードが発行され、下水道関連施設やイベント等で無償配布されており、収集が全国的なブームとなっている。今回発行されたマンホールカードは第10弾。61種の中に、町田市のマンホール蓋が含まれた。
町田市下水道総務課の今國隆市課長は「市の観光のPRの一部を担うものになる。このカードをきっかけにして、下水道にも関心を持ってもらえたら」と期待を寄せている。市では今後、リス園のリスがデザインされた雨水マンホール蓋のカードも発行に向けて申請する予定。