幸区小向町にある災害時の火災延焼の抑制や一時避難場所として活用される防災空地のブロック塀に川崎総合科学高校デザイン科の生徒による壁画が完成した。
この防災空地は面積約110平方メートル。小向町内会が市と協働で取り組んできた「防災まちづくり計画」の一環として昨年12月に完成した。
平常時、地域交流の場としてもっと利用しやすい雰囲気にするため、今年5月に同町内会の田中勝男会長が総合科学高校の荒井利之校長に壁画制作を依頼した。
田中会長は「おかげで明るい雰囲気になった。地域の皆様にも有効活用していただき、コミュニティの活性化に役立てたい」と語った。
壁画のデザインを考案した同校2年の佐藤桜さんは「地域の人の目に入って元気になったり喜んでもらえたら嬉しい」と話した。