「かんないテラス」とは
関内桜通りで道路などにテラス席を設置し、近隣飲食店のテイクアウトやデリバリーを利用できる実証実験「かんないテラス」が行われている。
コロナ禍による関内エリアの飲食店支援として、地元町内会や関内まちづくり振興会、デザイン事務所「オンデザインパートナーズ」らが実行委員会を立ち上げて実施。「3密」を避けて飲食を提供できる場として活用するほか、市民が自由に活動できる場の創出を目指すという。
初回の7月15日は桜通りの一部を歩行者天国にして地域食堂など4店舗が参加。9月25日は横浜メディア・ビジネスセンタービル(MBS)前の公開空地にテラス席や芝生シートが設置され、飲食の提供のほかライブやトークイベントも行われた。当日はテラス席に置かれたメニューのQRをスマホで読み取り注文すると、事務局のオペレーターを通じて料理が届くシステムを試験的に導入。「注文も簡単。屋外にいながら色んなお店の味を楽しめる」と利用者から好評だったという。
【第11回関内フード&ハイカラフェスタ】
この実証実験の集大成として11月3日、毎年実施している「第11回関内フード&ハイカラフェスタ」と共同開催する。弁天通りをメインに30店舗以上の関内グルメが楽しめるほか、子どもの遊び場やピクニックスペースを設置。お笑い芸人や中華街の獅子舞なども登場する予定。関内まちづくり振興会では「開放感溢れる屋外開催で、感染症対策は万全。ぜひ地元飲食店を助けに来てもらえたら」と来場を呼びかけている。午前11時〜午後5時頃。小雨決行。