西富の時宗総本山清浄光寺(遊行寺)のいろは坂上で、白梅の木1本が見頃を迎えた。「ささやかな春の訪れ」が、来訪者たちの目を楽しませている。
遊行寺によると、白梅は樹齢70〜80年。開花は昨年12月下旬から徐々に始まり、1月24日には7〜8分咲きに。「理由は分からないが、例年より随分早く咲き始めた。節分(2月3日)までが見頃では」という。
木は参道48段の石段の上にある。市内の70代女性は「偶然咲いているのを見て驚いた。春はもうすぐそこだと感じた」と話していた。境内では蝋梅や椿、山茶花も順次見頃を迎える