出口の見えないコロナ禍の影響で大きな打撃を受けている市内の飲食店有志が2月5日、自慢の料理を弁当にして持ち帰ってもらう合同販売会を開いた。
「お昼だヨ! 弁当集合」と題した企画。汐入町で創作料理居酒屋「カギロイ」を営む松田一希さんが発起人。時短営業や酒類提供の制限で苦しい立場にある同業仲間に参加を呼び掛けたところ11店が応じ、約150食を揃えた。
午前11時30分。松田さんの店舗カウンターに、各店の料理人が腕を振るったバラエティに富んだ弁当が並ぶと販売開始。追浜から一番乗りで駆けつけた親子は「目移りしてしまうほど種類が豊富。どれも魅力的で楽しい気分になる。地元の飲食店を微力ながら応援したい」と声を弾ませた。この日は約2時間で準備した分すべてが完売した。
「コロナの逆境をきかっけに飲食店同士がつながり始めている」と松田さん。次回は2月19日(土)に中央エリアで行う予定で場所の選定を進めている。同エリア以外での展開も目指しており、賛同者を募っている。
問い合わせは、カギロイの松田さん【携帯電話】090・8004・7072