「郷土小田原が誇る北条五代の歴史を多くの人に知ってもらいたい」と、小田原市在住で不動産会社を経営する大野眞一さん(80)と、市内で建設会社を営む瀬戸良幸さん(74)が先ごろ「北条五代歴史研究会」を創設した。
40年来の仲という2人が昨年秋に企画。小田原城を本拠に関東一円を治めた北条五代の歴史について、勉強会を開くなどしてその魅力を発信していきたいとしている。
同会によると、北条五代の政治手法は「弱きを助け、領民をきちんと守ろう」というもの。会長を務める大野さんは「二宮尊徳の考え方にも共通点がみられ、二宮尊徳は北条五代に影響を受けたのではないかと思う」、事務局長の瀬戸さんは「北条五代は戦国の世にあって公平感のある税制改革も行っており、我々の誇り」と話している。
4月26日(火)、松沢前知事が講演会
同会は4月26日(火)、小田原三の丸ホールで第1回講演会を開催する。講師として、前神奈川県知事の松沢成文さんを招く。北条氏の歴史についてつづった著書を出版した松沢さんが「北条五代、奇跡の100年」をテーマに講演を行う。
受付は午後4時30分から、講演会は5時30分から7時まで。会費1000円(書籍代含む。当日会場で支払う)。要予約。4月15日(金)締切。申し込み、問い合わせは同研究会事務局【電話】080・7411・5631(平日のみ。午前10時から午後4時まで)。