伊勢原市西富岡320の伊勢原市総合運動公園自由広場で、2021年度に行われてきた伊勢原市総合運動公園再生修復整備事業がこのほど完了しました。4月1日からの供用開始に合わせ、3月30日には、高山松太郎伊勢原市長をはじめ来賓が出席し、完成披露式が行われました。
伊勢原市総合運動公園とは
伊勢原市総合運動公園は1988年に供用が開始されました。伊勢原市は施設の経年劣化をはじめ、人口減少や少子高齢化、市民ニーズの多様化などから、再整備を実施。伊勢原市総合運動公園再生修復整備事業として、2018年度から、2022年度までの6年間、前期後期にわたって工事を行っています。
今回工事が完成したのは、自由広場の多目的グラウンド、外周走路、中央広場の多目的トイレ、子どもの広場・展望広場の階段てすりや柵などです。
多目的グラウンド
多目的グラウンドは、136・5m×85mの約1・2haの改良クレー舗装を行い、排水機能を追加。サッカーや野球、グラウンド・ゴルフなど、さまざまなスポーツがさらに楽しめるようになりました。
外周走路
また、グラウンド周囲に新たに設置された外周走路は、幅2mで、ゴムチップの舗装を施し、快適にウオーキングやジョギングが楽しめます。
多目的トイレ
中央広場の多目的トイレは、センサーによる自動水洗や非接触式の手洗い場、オストメイトを完備した誰でも使いやすい、みんなのトイレとして整備されました。
子どもの広場・展望広場
大山を望む、子どもの広場・展望広場には、利用する市民らの声を受け、階段に手すりや広場には柵が設置されました。
2022年度の整備予定も
高山伊勢原市長は、「子どもから大人まで幅広く活用でき、大山をバックに四季折々の移り変わりが一緒に楽しめる公園になった。多くの皆さんに利用してもらえれば」とあいさつしました。
また、今回伊勢原市雇用促進協議会(高野真一会長)からベンチ15基、山王総合株式会社(吉田守代表取締役)から、自由広場器具庫とグラウンド整備用品、体育館1階にウッドデッキが寄贈されました。
伊勢原市みどり公園課の担当者によれば、2022年度が再生整備の最終年で、公園の案内版の設置や中央広場の休憩施設のリニューアルなどを予定しています。再整備の総事業費は約5億円を見込んでいるそうです。