川崎市内9ヵ所目
小田急線栗平駅の改札前に12月22日、川崎市立図書館の返却ボックスが設置された。図書館から借りた本を投函すれば返却手続きが進められ、区内で設置されたのは初。
返却ボックスは、読み終えた図書の返却を促し、次の利用者への素早い貸し出しにつなげるなど、利用者へのサービス向上を図るもの。年に1台ほどのペースで設置を進めており、これまでは鉄道駅構内や行政サービスコーナーなど市内8カ所に置かれてきた。
小田急電鉄が協力
栗平駅が設置場所に選ばれた理由について市担当者は、「乗降者数が多く、図書館から距離があること」を挙げる。市と沿線のまちづくりに関する包括協定を結ぶ小田急電鉄(株)の協力により、実現した。
フロンターレデザイン4カ所目
返却ボックスのデザインは、サッカーJ1・川崎フロンターレとコラボしたオリジナル。同クラブのマスコット「ふろん太」と「カブレラ」、市立図書館のキャラクター「つばきちゃん」が、手をつないだイラストが描かれている。フロンターレデザインのボックス設置は4カ所目だという。
市立図書館以外の本・雑誌や、CDなどは返却不可。投函後の返却手続きには1日から3日程度かかる。収納可能冊数を超えた場合など一時的に利用できない場合あり。
利用時間は始発から最終列車まで。
問い合わせは、麻生図書館【電話】044・951・1305