旧逗子高校・100年凝縮した記念室完成 9月23日(土)文化祭で一般公開予定

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旧逗子高校・100年凝縮した記念室完成 9月23日(土)文化祭で一般公開予定
学校標語の額(上)とトロフィー(下)

 逗子葉山高校(逗子市桜山/會田勉校長)内にこのほど、同校の前進である逗子高校100年の歴史をまとめた記念室が完成した。教室をリニューアルし、トロフィーや記念誌などの資料を整備した校史資料室は、9月23日(土)の文化祭で一般公開される予定。

 今年3月に「完校」した逗子高校と逗葉高校が統合され、(逗葉高校の地で)4月から逗子葉山高校として新しい歴史を刻み始めている。

 記念室正面には学校標語「我今何を為すべきか」の額が飾られ、その下には校歌の歌詞を配置。それを挟む形で、逗子高と前身の逗子実科高等女学校の校旗が立てられている。部屋の後方には部活動で活躍した証であるトロフィーや盾が、逗子高時代に渡り廊下に飾られていた当時のままの形で設置されている。卒業生でもある會田校長は「何部かは内緒ですが、私が高校2年の時にもらった盾もあるんです」と明かした。他にも周年の記念誌や、過去の卒業アルバムなどがそろっている。

秀麗会が主導

 記念室プロジェクトは2月に始動。当時の逗子高の佐久間健校長と逗葉高の會田校長が共に逗子高卒業生だったことから、無くなってしまう逗子高の記録を残す部屋を作ることで同意。同窓会の秀麗会が中心となって整備をしてきた。2月以降、土曜、日曜に秀麗会役員が中心となり、同級生や部活動の仲間も加わって、部屋のペンキ塗りや床のPタイル貼りなどを行ってきた。

同会書記の鏡島恵さん(1981年卒)は「話を聞いたときは嬉しかった。100年の歴史が一カ所に集中して全てが分かるものになったと思う。ゆかりの物ばかりなので、逗子高を懐かしみつつ、思い出してもらえたらうれしい」と語り、蛍光灯のカバーは赤、青、緑の学年カラーで塗って、遊び心を出したという。

 同会は9月の文化祭に参加し、記念室で卒業生には懐かしい「秀麗焼き」の販売を行う予定だという。

逗葉記念コーナー

 また記念室の隣の学習室に「逗葉記念コーナー」も用意し、体育館にあった校歌の歌詞や、学校銘板などを展示。會田校長は「校舎は残っていても逗葉高校もなくなったことにも思いを馳せてほしい」と語った。

逗葉記念コーナー

開催日

2023年9月23日(土)

住所

神奈川県逗子市逗子葉山高校

公開日:2023-07-17

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