皆が笑顔になる憩いの場になれば――。
栄区桂町の旧高田ガラス建材跡地に笑顔になれる居場所としてコミュニケーションスペース「すまいる」がこのほどオープンした。すまいるを開業したのは中野町在住の高田小夜子さん(70)。高田さんは桂町で60年以上続いた高田ガラス建材を夫と二人三脚で営んでいたが、夫が他界したこともあり2年程前に事業を畳んだ。「近所の人や顔見知りと気軽に話ができる場所だった。シャッターが閉まっている高田ガラスを見たくなかった」と当時の心境を吐露する。
そこで昨年6月頃からコミュニティスペースとしての活用を検討。今年に入り、栄区みんなが主役のまちづくり協働推進事業補助金の申請等を通じ、8月4日にオープンした。高田さんに加え、3人のボランティアスタッフで運営している。
飲み物と軽食合わせてワンコイン「500円」メニューを考案
飲み物と軽食合わせてワンコイン「500円」で過ごせるメニューを考案。オープンから1カ月以上が経過し、常連客も徐々に増えてきたという高田さん。近隣にある地域子育て支援拠点にこりんくを利用する子育て世代の顧客も来店。高田さんは「多世代の人に来てもらえる気軽に話ができる場になれば」と語る。
営業は月曜〜金曜の午前10時〜午後4時まで(※都合で土日祝も営業する場合有り)。(問)同店【電話】045・891・6257