アクセス容易に
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(原口直樹病院長)にこのほど、シェアサイクルポートが開設された
横浜市では、民間企業と協定を締結して、移動の選択肢を増やすことや脱炭素社会の形成などを目的とし、シェアサイクル事業の社会実験を行っている。今回のポート設置もその一環で、市内の地域中核病院にシェアサイクルポートが設置されたのは、同院が初めて。
同院は三ツ境駅や瀬谷駅など最寄り駅から離れているため、駅から徒歩での来院は不便で、バスや自家用車の利用が多いとのこと。それが周辺道路の混雑を招いていた。
新たな来院方法・地域住民も利用可能
同病院総務課の浦山剛さんは「利便性を向上したいと思っていた時に、横浜市でシェアサイクルの事業があることを知った。今後、シェアサイクルが新たな来院方法として定着し、横浜市のSDGsの取り組みにも貢献できれば」と語った。
ポートには9台の自転車が設置され、病院の利用者や職員だけでなく、地域住民も利用可能。「近隣のスーパーへの買い物に使う人もいると聞いている。もっと色々な人が使ってもらえれば」と浦山さんは話した。
市交通安全・自転車政策課の担当者は「まだまだ利用者を増やしていく段階。もっとポートの設置を進めていきたい」と展望を語った。