創業1587年の水産仲卸会社(株)鮑屋(市川将史代表取締役社長・小田原市早川)と170年以上続く味噌蔵(株)加藤兵太郎商店(高橋康徳代表取締役会長・扇町)が、地域の魅力発信を目的にコラボ商品「味噌だし焼きおむすび」を開発した。鮑屋のグループ会社が運営する「魚商おむすび六左衛門」(ミナカ小田原1階)で11月20日から販売を開始し、早くも人気を博している。
小田原を盛り上げたいという思いから、市川社長が高橋会長に協力を呼びかけて実現。食材の旨味や香りを生かそうと試行錯誤を重ね、約半年間かけて商品化した。
このおむすびは神奈川県産米「はるみ」に六左衛門特製「熟成之万能だし」を混ぜ込み、米麹の甘みが特徴の「いいちみそ糀つぶ」に大葉などを合わせ焼き上げた一品。「焼くことで味噌の味がより深くなった」と高橋会長。市川社長は「パリパリとしたおこげとふっくらした食感を楽しめる」と話す。テイクアウトで1つ237円(イートインは242円)。