「正しい情報発信したい」
くまざわ書店ジョイナステラス二俣川店=二俣川2の50の14ジョイナステラス1 5F=では現在、イスラエル・ガザ戦争に関する書籍を集めた特設コーナーを設置している。
店長の今井真史さんは「東日本大震災の際に、正しい情報を求めて多くのお客さんが来ていた。その時に書店として偏りのない情報を発信していく必要があると感じ、世間的に関心の高い時事問題のコーナーを設け続けてきた」と振り返る。
コーナーにはガザやパレスチナ地域の歴史や中東の政治を解説する書籍が30冊ほど並んでいる。今井店長は「暴力を煽ったりするのでなく、問題を考えるきっかけになるような本を置くようにしている。識者の正確な情報を区民に届けたい」と思いを語った。
地域から発信
同コーナーでは、当紙2月22日号掲載の並木麻衣さんの記事も紹介されている。「ガザ戦争に関して旭区にこれほど熱心に活動している人がいるのかと驚き、地域にはこんな取り組みをしている人がいるということを知ってほしいという思いで紹介している」と今井店長は話す。
同コーナーは当面設置し続けるとのこと。今井店長は「旭区は、コーナーで立ち止まるような知的好奇心のある人が多いと感じる。この機会により深い情報が区民に伝わるようになったと感じるし、本を求める人がいる限り、コーナーを設ける意義はあるのかな」と語った。