高津区内などで、地域の祈願所として古くから親しまれている「溝口神社」(鈴木敬一宮司/溝口2の25の1 【電話】044・822・3776)。
「天照皇太神」を祭る同神社は厄除け、開運、安産、子育て、縁結び、家内安全などにご利益があるとされる。12月下旬からは御祈祷受付所の前に御札や御守り、破魔矢といった縁起ものを領布する一画を新設。また22日には社殿前で厄除けの祈祷「年越えの大祓え」も執り行われるなど、多くの参拝者で賑わう新年を前に、着々と準備が進められている。
「幸先良い」新年を願う
また、新型コロナウイルスが猛威をふるっていた2020年の暮れ、当時呼び掛けられていた「ソーシャルディスタンス確保」の観点から各地の寺社が推奨し、瞬く間に広まったとされる「幸先詣」も定着の兆しを見せている。これは正月を迎える準備を早めに済ませ、年内のうちに「幸先良い」新年を願う参拝を行うというもの。鈴木宮司は「(年内に)御札を受ける際に、幸先詣の御参りをされる方は増えています」と、昨今の参拝者の動向を話している。