真鶴町内にアートが出現する「まちなーれ」が3月9日(土)に開幕する。4回目となる今年は8人の作家が制作に携わった。町を歩き、宝探しのように隠れた作品たちを巡る。
ツアーは1日2回、午前10時・午後2時にコミュニティ真鶴を出発、参加費は1200円でガイドブック付。
開催前の3月3日には、コミュニティ真鶴が色とりどりの毛糸で彩られた。海外では「ヤーン(毛糸)ボミング(爆発)」と呼ばれるアートで、昨年秋から有志メンバーが集まり、市販の毛糸で思いの柄を編み上げた。一際目立つ中庭の木には、真鶴の御林が海の生き物を養うイメージをこめ、根元の青からグラデーションのように包み込んだ。
町内に宿泊しながら作品を制作した鈴木泰人さん(39・川崎市)は、海産物の冷蔵施設を会場に選んだ。作品はグレーなどの「モノ」トーンをちりばめており、その一部は本小松石の採石場を連想させる。
オープニングの9日午後1時15分からはコミュニティ真鶴でパントマイムや打楽器のパフォーマンス、同所で2時半からイースターカード作りなども(先着20人)。琴ヶ浜では10時から西湘石花会が海の石を積み重ねたロックバランシングアートを繰り広げる。