京浜急行電鉄(株)は4月20日からみなとみらい地区の都心臨海部を周遊する2階建ての「KEIKYU OPEN TOP BUS 横浜」の運行を開始した。
これは2017年度に市が横浜都心臨海部の「まちを楽しむ多彩な交通」の提案を民間事業者から公募し、採択されたものの1つ。2階席の屋根がない開放的な空間と高さ約3.5mから見る景色を通して、訪日外国人を含めた多くの人にエリアの魅力を伝えていく。
横浜駅YCATからベイブリッジや工場夜景へ
運行は土・日・祝日のみで、雨天・荒天時は運休。横浜駅(YCAT)を出発し、山下公園やベイブリッジなどの主要観光スポットを通り、大黒埠頭で折り返すパノラマコース(約80分/1日3便)と、午後6時30分に横浜駅(YCAT)を出発し、みなとみらいや工場夜景を楽しむきらめきコース(約60分/1日1便)があり、ガイドも添乗する。
料金は大人1,800円、小児・幼児900円(4歳未満不可)。特設サイトからの事前予約のほか、当日も京浜急行バス横浜駅東口バスターミナル案内所で乗車券を購入可能。
京急電鉄原田一之社長「開放的な景色楽しんで」
開始に先立ち18日には林文子市長や京急電鉄の原田一之取締役社長らが出席し、市役所で運行開始記念式典が行われた。原田取締役社長は「このバスは非常に開放的で車とは思えない景色が楽しめる。今年本社をみなとみらいに移転するので、これを機に横浜市とにぎわいや観光促進に努めていきたい」と話した。