アミューあつぎ(厚木市中町2の12の15)で行われる展覧会の中でも人気の高い、爽やかな『書』の世界、「第45回此君(しくん)書芸展」が本日6月14日(金)から16日(日)まで、あつぎアートギャラリー(アミューあつぎ5階)で開催される。午前10時から午後5時。入場無料。主催は此君書芸会(八木梢葉(しょうよう)理事長/81)。
同展は、第1回厚木市文化賞を受賞し、教育者で書家の渋谷竹径(ちくけい)氏(1910年〜91年)の門下生により、毎年行われてきたが、今回がラストの書芸展となる。
同会は74年に設立され、現在会員は21人。厚木のみならず、小田原や茅ヶ崎のメンバーも。「展覧会という形では幕を閉じるが、会員のみんなはまだ体力も気力もあるので、書を続けていく」と八木さん。
今回の書芸展では、仮名、漢字、前衛書、近代詩文書など多様な作品、33点を展示。渋谷氏の遺作も3点展示される。
八木さんは「会員たちは皆、書道歴50年以上の人ばかり。品格のある作品展なので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
理事長に就任して12回目の書芸展となる八木さん。「書道が好きで続けてこられた。好きなことは何ものにも代えられない、かけがえのないもの」と話した。