企画展「極秘機関『陸軍登戸研究所』はこうして明らかになった」
明治大学平和教育登戸研究所資料館(生田キャンパス内)は2021年4月1日、一般入館者向けの開館を再開。「極秘機関『陸軍登戸研究所』はこうして明らかになった―登戸研究所掘り起こし運動30年のあゆみ」と題した企画展が開催されている。
コロナ感染拡大防止のため臨時休館や一般の入場制限が続き、オンラインによる企画展や講演会を実施してきた同館。11回目の企画展では、川崎市と長野県伊那地方の市民や教員、高校生らによる、1980年代終わりに始まった同研究所の掘り起こし運動に着目している。
会期は7月3日まで
日本陸軍の秘密戦のための兵器を研究、開発していた同研究所に関する資料やデータは、敗戦時にほぼ隠滅。関係者も口を閉ざし続けてきた。2020年春の開館10周年を踏まえ、山田朗館長は「どのように登戸研究所の秘密が明らかにされていったのか、資料館設立に至る明治大学内での議論を検証し、これからの戦争遺跡保存、活用のあり方を考えてみたい」とコメントしている。会期は7月3日まで。
開館時間は水曜から土曜の午前10時から午後4時。資料館主催見学会や解説者付きの館内見学、キャンパス内の関連史跡の見学などは当面中止。
入館無料、入館希望者は前日午後4時までに事前予約
入館無料。入館希望者は前日午後4時までに電話かファクス、メールで事前予約。詳細はサイト。SNSでも情報発信中。
問合せは同館【電話】044・934・7993。