北条早雲に招かれ1504年に京都から小田原へ移住した外郎(ういろう)家は以後500年にわたり、小田原で代々薬のういろう「透頂香(とうちんこう)」と「お菓子のういろう」を作り続けています。通販や百貨店展開を一切していないため、まさに小田原に訪れないと手に入らない逸品。
今回は、神奈川県下最古の製菓店「ういろう」で楽しめる春の期間限定商品と変わらぬ美味しさ伝統の味を紹介します。
本店限定 自家製の創作甘味「さくら さくら」
お花見の名所・お堀端通りから徒歩約5分の「ういろう本店」では、桜の季節限定の手づくり和スイーツが登場します。独自の手法で作られた桜あん、生クリームのムース、桜のゼリーが重なり合い、晴れやかな桜色にこころが弾む「さくらの三重奏」。本店の喫茶店でのみ提供。ほのかな甘さに桜の風味が漂う、春を感じさせる逸品です。
- さくら さくら(煎茶セット) 770円(税込)
香り良く仕上げた、こだわりの「さくら餅」
自家製の道明寺生地と2種類の手作り餡にこだわり、国産の桜葉で包み香り良く仕上げた「さくら餅」。こちらも桜の季節限定となっているので、小田原散策のお土産にぜひ!
- こし餡・白餡 各270円(税込)
国道1号線沿い/八棟造りのういろう本店
戦国時代より小田原に定住した外郎家伝統の店構えは、東海道の名所として浮世絵などにも描かれています。
歌舞伎「外郎売」にも出てくる「お江戸を発って二十里上方 相州小田原 一色町をお過ぎなされ 青物町を登りへお出でなさるれば 欄干橋 虎屋藤右衛門」は、まさにここ!
店の奥には明治18年築の家蔵を利用した外郎博物館があり、外郎家の歴史や文化を紹介。職人気質を感じられる品々も展示しており一見の価値ありです。(入館無料・ガイド付き)
本格中国ランチを気軽にたのしめる!ういろう別館「杏林亭」
少しずついろいろ食べたい人にオススメ!飲茶セット

- 飲茶セット(前菜盛り合わせ、サラダ、小龍包、海老蒸し餃子、かに焼売、大根もち、春巻、ゴマ団子、お粥またはスープ麺、本日のデザート、杏仁ういろう、中国茶) 2,400円(税込)