各所で藤の花が見ごろを迎えている。西土木事務所によると、4月末ごろまで花を愛でることができそうだという。
藤棚という地名がある西区では、藤棚再生プロジェクトとして地域住民らと協働で西土木事務所が管理する区内8公園を対象に昨年度から剪定作業などを進めてきた。今春は、その内の多くが数輪しか花をつけていない状況だが、国道1号線近くの浜松町公園の藤は、4月15日時点でほぼ満開になっていた。
同土木事務所によると、藤棚一番街、藤棚地区センター、西スポーツセンター、戸部杉山神社、高島中央公園、岡野公園、野毛山公園などの藤棚も、見ごろになっているという。
岩手一戸町の苗木も
浜松町公園には、市と岩手県一戸町との交流事業の一環として昨年11月に提供された藤の苗がこのほど植えられた。
この苗は、国の天然記念物に指定されている「藤島」の藤の周辺から採取されたもので、これまで鉢に植えて育てられてきた。同土木事務所では、成長するよう維持管理したいとしている。