ずし平和デー事前企画「いのちと平和を考える映画祭」が6月10日㈮と11日㈯の2日間、逗子文化プラザなぎさホールで開催される。
2作品を上映予定。アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり干ばつに苦しむ人々に寄り添い、命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲さんの姿を追った「荒野に希望の灯をともす~医師・中村哲の35年間の実践と思索~」(ペシャワール会企画、2021年)が10日午前10時30分からと11日午後2時から。
中村さんはNGO平和医療団日本を率い、医療支援と用水路の建設に尽力。かつて荒れ果てていた大地を緑豊かな緑地に変え、65万人の命を支えている。しかし、2019年12月、用水路建設現場に向かう途中に凶弾に倒れた。中村さんが命を賭して残したものを文章や記録映像から辿り、現地活動の実践と思索を紐解く。
2021年2月の核兵器禁止条約発効の原動力となったサーロー節子さんの原点に迫った「ヒロシマへの誓い―サーロー節子とともに―」(スーザン・ストリックラー監督、2019年)が10日午後2時からと11日午前10時30分から。
13歳で被爆した節子さんはその後人生の大半をカナダで暮らしていたところ、ニューヨーク在住で被爆二世の竹内道さんと出会い、活動を始めた。作品では、節子さんの被爆体験やその後の人生が描かれている。
それぞれ30分前に開場で申し込み不要。料金各回700円。当日受付で支払う。問い合わせは富塚さん046・878・6044