今年4月に成人年齢が引き下げられ、高校の家庭科で必修項目になった「消費者教育・金融保険教育」。第一生命保険・横浜総合支社では、SDGsへの取り組みの一環として、豊かな次世代社会の創造に向けた消費者教育・金融保険教育の支援に積極的に取り組んでいる。
今年度は横浜平沼高校から授業の依頼を受け、2年生全8クラスのうち6クラスで実施を予定。同支社からスタッフを2人ずつ派遣し、外部講師として授業を行う。5月23日には、約40人を対象に、同社のすごろく形式のゲーム「ライフサイクルゲーム」を活用し、病気や災害などのリスクや、インターネットの架空請求詐欺などを疑似体験できる授業を実施した。生徒からの「iDeCo(イデコ)って何ですか」などの質問に、スタッフがわかりやすく説明。生徒は生涯設計に役立つ「ライフイベント選択シート(=写真)」に書き込みながら、ゴールを目指した。
一人で悩まず相談を
ゲーム後には、消費者教育について講義。副業、通信販売の定期購入など、若者に多いトラブルについて解説。消費者被害にあった場合は、一人で悩まず、消費者ホットライン「188(いやや)」に相談することや、結婚や住宅購入などのライフイベントには出費やリスクを伴うこともあるため、しっかりと備えておくことが大切と呼びかけた。
同支社支社長の井上聡さんは、「ゲームをきっかけに、人生設計についてご家庭でも話すきっかけになれば」と話していた。同支社では今後も中学・高校等で授業を行う予定。