特産化をめざし、秦野市内の生産者らが2021年初めて栽培に取り組んだ「青パパイヤ」の出荷が今年も始まり、９月17日から農産物直売所「はだのじばさんず」（平沢477）でも販売が行われています。

秦野市農業協同組合青パパイヤ研究会（沼田良雄会長）のメンバーである19人の生産者が、今年は総面積約90アールの畑で約８００本を栽培。生育は順調で、2021年よりも半月早く出荷に踏み切りました。今年の総出荷量は約８トンを見込んでいるといいます。

青パパイヤは作物特有の酵素をはじめ、18種のアミノ酸やビタミンＣ、食物繊維など豊富な栄養素を含む野菜。脂肪や糖質を分解し、ダイエット効果を高めるほか、抗酸化作用、整腸作用などを促進するといわれています。実は無味無臭で、完熟前に収穫するため鳥獣被害がほとんどないのが特徴。2021年は試験栽培を行ったが、消費者からも好評を博し、継続して取り組むことになりました。

本格出荷となる２年目の今年は、鶴巻小学校の給食への供給も決まっているほか、その他の小中学校給食も検討中だという。「はだのじばさんず」では青パパイヤのレシピなども配布されており、秦野市の新たな特産品として根付くか、期待がかかる。

研究会メンバーの生産者ら