【スポーツインストラクターのプロフェッショナル】鈴木 章弘さん

(PR)
シェアする
【スポーツインストラクターのプロフェッショナル】鈴木 章弘さん

夢は大きく「日本一のNPO法人にすること」

民間企業勤務から転身して5年。

「毎日色々と大変ですけれど、充実していますよ」と話しまずはマスク越しにニッコリと笑うのは、地域の小学校を会場とした「寺子屋」や、NPO法人高津総合型スポーツクラブSELF(菊地正理事長)で事務局長を務める鈴木章弘さんだ。

「地域の人や企業、資源をつなぎ、新たな活動や価値を生み出す『ソーシャルデザインセンター』のような役割を担いたい」

高津総合型スポーツクラブSELFは、スポーツやイベントを通じた地域交流拠点として、住民の健康福祉や住みよいまちづくりに貢献することを目的としている。高津中学校の学校施設を活用し、乳幼児から高齢者まで幅広い世代に「地域の遊び場」を提供する。バスケや卓球など一般的なスポーツに留まらずフラダンスや殺陣剣術、「走り方教室」に茶道など40種以上の多彩なプログラムを毎日開催しており、地域交流の輪を広げている。

また、高津スポーツセンターの運営管理のほか区内3校の運営を担う「地域の寺子屋」では企業や団体と連携した体験教室も展開。中学校の部活動改革の一助として指導者の派遣も行うなど、地域課題解決の一翼も担っている。

「安定した地元の雇用先として機能させることが大切」

この活動が、ボランティア団体と混同される事もあるが、民間企業勤めの経験を活かしまずは正規スタッフを増員。さらに「やりがい」や「働きやすさ」を重視した職場環境の整備に力を入れてきた。

  • 「殆どの事業はひとりではできないものばかり。スタッフの個性や長所を引き出せるように」。

新たに採り入れたアイデアは枚挙に暇がないほど。様々な工夫が実を結び、運営委託を受けた施設が赤字に喘いでいた際には収支バランスを大幅に改善させるなど、実務面でも着々と結果を出す。また最近では学校の部活動が土、日曜の指導員不足に陥っていることから、培ってきた情報網で地域に眠る人材を見出し適材適所マッチングする、といった役割なども担っているのだという。

海外から注目

南スーダンは現在、国を挙げて「スポーツを通じた平和推進プロジェクト」に着手。これを支援する日本側は今秋、同国関係者を招き、スポーツを通じた各種取り組みを手掛ける組織や団体などからその役割りを学んでもらう「視察」を企画。

今年10月7日に来日した関係者たちは、国立競技場やスポーツ庁などを訪れ、様々な見学やレクチャーを受講。

活動方針などを視察


そして10月16日は、SELFの菊地正理事長は高津中や高津スポーツセンターを案内し、各所での取り組みをなどをレクチャー。

今回の視察で同国の関係者は、SELFが注力してきた、スポーツ振興を推進する上で欠かせない「行政が学校や地域と連携していく事の重要性」などについて学んでいた。視察メンバー達は「多世代の人が楽しみ、多種目のプログラムを楽しむ、そして多志向のメンバーが集まって地域で楽しむ」といったSELFの活動方針に関心を寄せていた。

また、今回の視察をエスコートした鈴木章弘事務局長は「彼らは『日本の国体のような大会を開催したい』と話していた。大きな大会を開催するためには、各エリア(地域)でのスポーツ振興の取組が非常に重要。行政、学校が地域と連携していく仕組みなどを感じ取ってくれたのでは」と総括。「今後、南スーダンにおいてスポーツ振興の発展を期待したい」などと話していた。

継続性を大事にしたい

学生時代は野球に打ち込み、高校の進学先は県内屈指の強豪校。活躍が期待されたが早々に怪我に泣き、挫折した経験を持つ。そのせいか後年、息子の少年野球チームで監督を務めた際はプレーの上達などよりも「ずっと(野球を)続けられる選手」の育成に尽力したのだとか。

身を置くNPO法人が標榜している「スポーツで人や街、未来を育む」という観点でいえば、自身の経験則を基にした「継続性を大切にする姿勢」は今後、具体的な取り組みの随所に活かされていくに違いない。

川崎のプロフェッショナル一覧へ

住所

神奈川県川崎市高津区久本3−11−2

川崎市立高津中学校内

電話

044-833-2555

044-833-2555

受付時間:平日・土曜日 10:00〜20:00
/FAX:044-833-3006

メールアドレス

info@takatsuself.com

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2022-11-30

関連タグ