歴史ギャラリー「CITTA’DNA」
(株)チッタ エンタテイメント(川崎市川崎区 小川町/美須アレッサンドロ代表取締役社長)は11月23日、複合商業施設ラ チッタ デッラ・マッジョーレ棟地下1階に、歴史ギャラリー「CITTA’DNA」をオープンした。創業100周年記念事業の一環。
レイアウトに一工夫
同所には2014年から歴史ギャラリーが開設されていたが、展示方法など、よりエンターテイメント性を意識し、内容を一新。同社広報宣伝担当の谷田部陽平さんは「チッタらしい楽しめる空間」と強調。「チッタの歴史と日本のエンタメの歴史を同時に体感できる」とも語る。
ギャラリーは1922年に荒川区日暮里で映画館の運営をスタートさせた当時からの事業変遷を紹介。37年の川崎進出や川崎映画街の拡充、「ミスタウン」としてボウリング場や大人が楽しめるダンスホールやキャバレーなどの総合レジャー集積地として大きく変貌を遂げた様子を伝える。また、65年頃、活況を呈していた夏場のマンモスプール、スケートリンク、カワサキハロウィンなどのイベントも取り上げる。写真やチラシ、パンフレット、 ポスター、ノベルティなどの展示方法にも趣向を凝らす。中には年代を記載したTシャツも飾られる。BGMにはクラブチッタで公演したアーティストの楽曲100曲が流れ、当時を振り返ることができる。
チッタのDNAを感じて
「高度成長期にオープンした300人のホステスを擁したシアターキャバレー『グランドオスカー』は、のちのクラブチッタにつながる要素をはらんでいる。チッタのDNAを感じてもらえれば」と谷田部さんは期待を寄せる。
入場料は無料。ラ チッタデッラの営業時間中はオープンしている。
ギャラリーはウェブサイト(https://lacittadella.co.jp/100th/#history-gallery)でも見ることができる。