リニューアル1周年を迎えた大磯町郷土資料館で、企画展「大磯別邸城山荘〜三井高棟が遺したもの〜」が開かれている。
昭和45年まで現在の県立大磯城山公園にあった城山荘は、三井総領家10代当主高棟が終の棲家とした別荘。昭和8年から約2年の歳月をかけ、浅草寺や奈良薬師寺など28寺社の古材を再利用して建てられた。
同展では、城山荘の建築的特徴や耐震建築の研究者で設計を任された久米権九郎に注目。荘厳な別邸本館の写真パネルや図面を展示している。
敷地内に国宝茶室「如庵」や窯場を設け、文化・芸術に通じた趣味人でもあった高棟の暮らしぶりを伝える陶器や書画なども並ぶ。当時を知る人々によるエピソードを通して、高棟の思想や人となりを知ることができる。12月3日(日)まで。10月29日(日)と11月26日(日)の午後1時30分から学芸員が展示解説を行う。
入館無料。開館時間午前9時から午後5時(入館4時30分まで)。月曜日と毎月1日休館。問い合わせは同館【電話】0463・61・4700。
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開催日
2017年10月21日(土)~2017年12月3日(日)
入館は16時30分まで
問い合わせ
大磯町郷土資料館
公開日:2017-10-27