川崎市高津区の「富士通ゼネラル体育館」が2023年3月末日で閉鎖!オンラインで延長を求める署名活動も

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川崎市高津区の「富士通ゼネラル体育館」が2023年3月末日で閉鎖!オンラインで延長を求める署名活動も
2023年3月末での閉鎖が発表された富士通ゼネラル体育館

1961年に開所

 高津区内にある「富士通ゼネラル体育館」(久本2の7の20)が、2023年3月末日をもって閉鎖となることが1月11日に発表された。近年、施設の老朽化などから補修や建て替えなども囁かれていた同施設だが、やや唐突の感のある「閉館」の知らせに、関係者や利用者の間からは戸惑いの声があがっている。

 富士通ゼネラル体育館は1961年に開所。民間企業の所有施設ながら社員等の利用のみならず、一般の市民にも供用されており、アクセスの良い場所柄などもあり年々利用の幅を拡充。天候に左右されることなく運動ができる施設として、最近でも約10種目の「スポーツ教室」の会場となるなど、市内でも屈指の人気スポットに数えられてきた。

11日に「貼り紙」を掲出

 一方で開所から60年以上が経過し、耐震面などの対策が急務となっていたほか、電気系統など各箇所で施設老朽化が進んでおり「大規模な補修工事、または建て替えを行うのでは?」といった声が利用者の間で聞かれていたという。ところが、2023年の入って早々、体育館事務所入り口に突如「お知らせ」と題した紙が貼り出だされ「諸事情により3月31日をもって閉館することになりました」との一文。施設の管理運営を請け負うNPO法人 高津総合型スポーツクラブ SELFでは「閉館の知らせを受けたのは2022年暮れ。突然のことで驚いている」とコメント。川崎市の担当者も「(閉館は)すごく残念」としながらも「市として民間企業の施設運営に言及する立場にない」と話している。

事務所入口に貼り出された「お知らせ」

 一方、体育館を所有する富士通ゼネラル健康保険組合(【電話】044・861・7830)では「今回の閉館の発表について、利用者の方々から事情説明などを求められるようであれば適宜、対応したい」と表明。さらに広報担当者は閉館に至った理由に「施設の老朽化」と「嵩む補修費用に対する財政上の問題」を挙げ、さらに「都市計画法の改正に伴い、体育館のある場所の区分が『住居専用』になったため、建て替えもできない」といった状況を説明。苦渋の判断としつつ「どうかご理解を頂ければ」などと話していた。

延長求め署名活動も

老若男女を問わずスポーツ交流の地元拠点を失う事となった区民からは、大きな落胆の声も。一部の利用者は「4月から突如、その憩いの場を奪われるのはあまりにも急なことであり、せめて2023年度の間だけでも使用期間を延長して頂ければ」などと話し、オンラインを通じた署名活動を展開。活動開始3日間で既に400人を超える署名を集めるなど、高い関心が寄せられている。

https://www.change.org/p/みんなのゼネラル体育館の使用期限しばしの延長願い

住所

神奈川県川崎市高津区久本2-7-20 富士通ゼネラル体育館

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公開日:2023-01-28

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