東方天満宮(東方町1275)に甘い香りが漂っている。立春の4日、敷地内の各所に植えられた蝋梅が満開を迎え、続いて梅がちらほらと咲きだし、季節の移ろいを告げている。
「蝋梅」の名は、蝋細工のように見える花の姿が由来とされる。この日は青空が広がり、透明感のある黄色い花びらが一層際立っていた。
東方天満宮では1月上旬から蝋梅が咲きだし、1カ月ほどで見ごろを迎えた。また敷地内に250本ほどの梅が植えられ、都筑区内では屈指の梅の名所として知られる。珍しい品種、緑萼梅(りょくがくばい)を観ることもできる。
一昨年と昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大で東方町内会主催の恒例の観梅会は中止となったが今年は2月18日(土)に規模を縮小して開催するという(午前11時〜)。
東方天満宮へのアクセスは市営バス318系統「天満宮」下車。センター南駅、仲町台駅などから乗車可能。