平塚駅南口から海に向かって伸びる目抜き通り「平塚なぎさプロムナード」で11月12日(日)、地元店舗が出店するマルシェイベント「ひらつかパラダイス(ひらパラ)」(劔持良輔実行委員長)が開催される。午前11時〜午後3時。当日、湘南海岸公園ではSunSunマルシェも実施。午前10時〜午後2時。
平塚の魅力創出を目指したシティプロモーションの一環として行政の担当課と地元店主らが力を合わせて実現した同企画。イベント名の「ひらパラ」にちなみ、出店ブースにはテントではなく紺と白のパラソルが設置される。実行委員長の劔持さんは「高い建物がない広い空と、真っ直ぐ海に向かう一本道の開放的な雰囲気を味わってほしい」と目を細める。
JAビルかながわ付近から平塚商工会議所までをA〜Eのエリアに区切り、雑貨やアパレル、飲食店、ワークショップなどバラエティ豊かな27店舗が連なる。来場者になぎさプロムナードだけでなく近隣を散策してほしいと、当日限定で会場近くの飲食店や店舗で使えるクーポンをパンフレットに掲載。レストランやバーが参加する夜限定の割引企画「ひらつかDEナイト」も用意し、より多くの店舗を巻き込んだ。
劔持さんは、「これだけたくさんの業種、店舗が集まってくれた。天気もよさそうで、平塚のまちの魅力を伝える素晴らしいイベントになると思います」と当日を待ち望む。
地元店との出会い演出 構想5年で形に
松風町のサーフ、スケートボードショップ「MO3ストア」の店主で、ひらつかパラダイス実行委員長の劔持良輔さん(43)はこれまで、扇の松通りで開催した「扇の松の市」や、サーフィンやスケートボードといった横乗りスポーツ愛好家が集まり映像作品を披露する「横乗日本映画祭」など、地域と人にスポットを当てたイベントを仕掛けてきた。「次はなぎさプロムナードでイベントがしたい」と5年ほど前から構想はしていたが、実現のタイミングがなかったという。
ひらパラ立ち上げのきっかけは市シティプロモーションのPR動画出演だ。南口エリアの魅力アップを模索していたシティプロモーション担当と劔持さんの思いが重なり、約10カ月の準備期間で実現した。
地元店のほか、「横乗日本映画祭」のスポンサーブランドにも声をかけ、パラソル出店やクーポン掲載を合わせると57店が参加する。劔持さんは「店主が目の前にいて話ができる。そんな距離感が魅力だと思います。お店との出会いを楽しんで」と話していた。
問い合わせは同事務局【電話】0463・23・1111。